中国
China

※掲載順はメーカーのアルファベット順
※マスケット銃とは、銃身にライフリングが施されていない先込め式の滑腔式歩兵銃である。このため、散弾も発射可能であった。正確にはマスケットであり、この語だけで銃であることを意味しているが、この語が一般的でない日本では“銃”を付して呼ばれることが多い。中国では“鳥銃”という。ある語源では、火器には動物の名前が度々付けられ、Musketはフランス語で雄のハイタカを意味するmousquetteを由来とし、また別の説ではイタリア語でクロスボウの矢を意味するmoscetto, -ettaから、16世紀のフランス語を経由してマスケットになったという。イタリア語でmoscettoは微小なハエのことである。下の画像は清朝時代の鳥銃である

↑Image courtesy of Shipbucket.

口径 全長 銃身長 重量 装填数 ライフリング 備考
10mm なし


※張之洞が設立した漢陽兵工廠がドイツのマウザーからGew88のライセンスを取得、生産を開始。清朝末期に清国政府は八八式小銃の生産停止と元年式小銃(マウザーGew1907またはハーネルM1907とも)のライセンス生産を企図するが予算不足により実行されず、八八式小銃は生産が続けられ両江新軍に配備されたほか、軍閥時代になっても生産が続けられた。民国初期に北洋政府が漢陽兵工廠の生産設備を更新、これにより漢陽兵工廠は引き続き八八式小銃の製造を続け、このころ金陵兵工廠の生産設備も更新され、八八式小銃の生産を開始した

↑Image courtesy of Shipbucket.


※中国北方工業公司(ノリンコ社)製
※1995年設計。97式自動歩槍(QBZ-97)は95式自動歩槍(QBZ-95)の輸出モデル。5.56mm NATO弾を使用

↑97式自動歩槍

↑Image courtesy of Shipbucket.
口径 全長 銃身長 重量 装填数 ライフリング 備考
5.8mm×42 746mm 495mm 3,250g 30発 6条/右回り


※参考文献
「最新軍用ライフル図鑑」徳間文庫(1998年)
ウィキペディア


Update 24/01/17