ドイツ
Germany

※掲載順はメーカーのアルファベット順

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※C. G. Haenel Waffen-u. Fahrradfabrik Suhl(現C. G. Haenel GmbH, Suhl)製。Sturmgewehr 44(44年式突撃銃)の略。シリア内戦最中の2012年に自由シリア軍によって良好な状態で保管されていた5,000挺のStG44が発見されている

↑StG44

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口径 全長 銃身長 重量 装填数 ライフリング 備考
7.92mm×33 940mm 5,220g 30(10)発 ◎連射速度は500発〜600発/分


※Heckler & Koch GmbH(H&K)製
↑G3A3

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口径 全長 銃身長 重量 装填数 ライフリング 備考
7.62mm×51 1,020mm 450mm 4,530g 20発 4条/右回り ◎データはG3A3


※Heckler & Koch GmbH(H&K)製。無薬莢弾(ケースレス弾)を用いた自動小銃。G11は汎用性のなさ、冷戦終結に伴う予算削減により少数が配備されたにとどまり、ドイツ再統一後のドイツ連邦軍ではG3の後継としてG36が採用。アメリカでは次世代戦闘小銃(Advanced Combat Rifle: ACR)計画の候補となっていたが、こちらでも採用にはいたらなかった

↑G11

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口径 全長 銃身長 重量 装填数 ライフリング 備考
4.73mm×33 750mm 540mm 4,100g 45発 6条/右回り


※Heckler & Koch GmbH(H&K)製

↑G36

↑G36C

↑G36K

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口径 全長 銃身長 重量 装填数 ライフリング 備考
5.56mm×45 998mm/750mm 510mm 3,850g 30発 6条/右回り


※Heckler & Koch GmbH(H&K)製。H&K G3を5.56mm×45NATO弾を使用できるように再設計されたアサルト・ライフル。値段が非常に高額(アメリカで$1,700)であることで知られ、本国のドイツ連邦軍からも採用されなかった経緯がある

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口径 全長 銃身長 重量 装填数 ライフリング 備考
5.56mm×45 997mm 484mm 4,100g 30発 6条/右回り ◎データはG41A2


※Heckler & Koch GmbH(H&K)製。H&K G3をスケールダウンしたうえで5.56mm×45NATO弾を使用できるように再設計されたアサルト・ライフル。使用する弾薬が小型ゆえに全体的なサイズや重量がG3よりも小型軽量化され、反動も必然的に少なくなった

↑HK33

↑HK33E

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口径 全長 銃身長 重量 装填数 ライフリング 備考
5.56mm×45 920mm 433mm 3,900g 25発 6条/右回り ◎データはHK33E


※Heckler & Koch GmbH(H&K)製。計画時の名称から“エンハンスド・カービン Enhanced Carbine”とも呼ばれた。アメリカ陸軍が、H&K社にM4カービンの改修を依頼して開発された物で、M4カービンの独自改良版である。当初開発されたモデルにはHKM4の名称が付けられたが、M4カービンの製造元であるコルト・ファイヤーアームズ(現コルトCZグループ)より抗議を受けたため、2005年にはHK416と改称

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口径 全長 銃身長 重量 装填数 ライフリング 備考
5.56mm×45 690mm〜1,037mm 228mm〜508mm 3,100g〜4,200g 30発 6条/右回り


※シュタイアダイムラープフ Steyr-Daimler-Puch(現シュタイア・マンリッヒャーAG Steyr Mannlicher AG)とドイツのラインメタル社の共同開発。ドイツ連邦軍によるG36後継小銃トライアルのために開発された。このトライアルでは、RS556、H&K社のHK416HK433、シグ・ザウエル社のSIG MCX、FNハースタル社のSCAR-L、C. G. ヘーネル社 C. G. Haenel GmbHのMK556が提出されたが、“技術要件がH&K社に有利だ”としてシグ・ザウエル社のSIG MCXが離脱し、ラインメタル社も“台所事情”を理由にRS556を撤退。C. G. ヘーネル社のMK556が採用されるも公共調達法違反の疑いや、C. G. ヘーネル社による特許侵害の疑いがあり、ほかの入札企業であるH&K社に不利益を与える懸念があるとして、2020年10月9日に撤回。このことは、アネグレット・クランプカレンバウアー連邦国防相(German Federal Defence Minister Annegret Kramp-Karrenbauer: CDU)からドイツ連邦議会の国防委員会に伝えられた。この決定は、調達局の代表者との危機管理会議ののちに行われた。入札者の申し出は、このような背景から調達局によって再評価されることになる。2020年10月14日にC. G. ヘーネル社がH&K社に不利になるように提供しているドイツ連邦軍のMK556に関する特許侵害を疑う報道がなされた。さらに、C. G. ヘーネル社のドイツのボックス・マガジンのサブサプライヤーであるOberland Armsがマグプル・インダストリーズ社 Magpul Industriesに不利になるように特許侵害をしているという報道もなされた。Oberland Arms社のポリマー製ボックス・マガジンは2009年に欧州の消費者向けに商業的に発売されている。ドイツのメディアはマグプル・インダストリーズ社とC. G. ヘーネル社から詳細な情報を得ようとしたが、2020年10月13日以降、マガジンの特許訴訟を立証するような新しい情報は現れなかった。2021年3月2日にドイツ連邦国防省は、提出された全ての書類を評価した結果、C. G. ヘーネル社からのオファーはさらなる裁定手続きから除外されたと公式に発表した。同社にはすでにそのむねが伝えられている。現在はH&K社に契約を授与する意向である。C. G. ヘーネル社は2021年3月3日に連邦政府の決定を見直し、“当社の利益を守るために必要なあらゆる法的手段を講じる”と発表した。公共調達の弁護士によると、全ての法的措置が尽くされるまで、新型アサルト・ライフルの最終決定が遅れる可能性があるという。これにより、問題が解決するまで今後の契約締結が何年も遅れ、賠償金の支払いに繋がる可能性がある。1週間もしないうちに、ドイツのメディアは受注取り消しの結果として開始された法的措置について報道し始めた

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※Heckler & Koch GmbH(H&K)製。PrazisionsSchutzenGewehr1(1号精密狙撃銃)の略

↑PSG1

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口径 全長 銃身長 重量 装填数 ライフリング 備考
7.62mm×51 1,208mm 650mm 8,100g 5発 4条/右回り


※Heckler & Koch GmbH(H&K)製。Militarisches Scharfschutzengewehrの略で、ドイツ語で軍用狙撃銃を意味し、90は生産開始年の1990年を表す。湾岸戦争でデルタ・フォースなどの特殊部隊が使用した実績もあり、1997年にはアメリカ軍の要請でバックアップ用アイアンサイト(H&K G8タイプ)やマズルフラッシュを低減させるフラッシュハイダーを装備したMSG90A1が生産されている。そののち、二脚を変更したMSG90A2も開発

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口径 全長 銃身長 重量 装填数 ライフリング 備考
7.62mm×51 1,165mm 600mm 6,400g 5発 5条/右回り


※Heckler & Koch GmbH(H&K)製。ヘッケラー&コッホXM8は、1990年代後半から2000年代前半にかけて開発された軽量アサルト・ライフル・システム lightweight assault rifle systemである。このライフルはドイツの小火器メーカー、Heckler & Koch GmbH(H&K)が設計し、同社のG36ライフルとデザインとエンジニアリングを共有している。XM8の設計は、もともとOICW(Objective Individual Combat Weapon)プログラムの一部であり、アンダースラング型カービン・ライフルを備えた“スマート”グレネード・ランチャー・システムを開発していた。このシステムは性能と重量の要件を満たすことができず、最終的に中止された。その余波で、OICWの2つの部分が分離され、XM8とXM25のプロジェクトが生まれた。XM8は、M4カービンに代わる標準歩兵銃の候補として米陸軍で検討されていたが、このプロジェクトは2005年4月に保留となり、同年10月31日に正式に中止された。この武器はマレーシア海軍のPASKAL特殊部隊に採用された

↑XM8ライフル

↑XM8オートマチック・ライフル

↑XM8シャープシューター・モデル

↑XM8コンパクト・カービン・モデル

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口径 全長 銃身長 重量 装填数 ライフリング 備考
5.56mm×45
6.8mm×43 SPC
840mm 320mm 3,400g 30発
28発
(6.8mm×43 SPC)


※18世紀〜1840年代までのプロイセン王国軍の主力小銃。モデル1723、モデル1740、モデル1809、モデル1831と4つのモデルが製造された

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※参考文献
「最新軍用ライフル図鑑」徳間文庫(1998年)
ウィキペディア


Update 24/03/05